最近明治大学教授マーク・ピーターセン氏の「英語の壁」を読んだ。以前「日本人の英語」を読んで、気になっていたのですが、今回も明治大学の学生の英語力を嘆かれている。
しかしながら、これでもって明治の学生さんの語学力を判断するには、ちょっと抵抗がある。
私の個人的な経験からいえば、「英語の壁」ではなく、「受験英語の壁」とすべきだと思う。
和訳、英訳を問わず、ネイティブならこう言うだろう、と思ってもなかなか踏み込んで訳すには勇気がいる。試験の点数が気になるからだ。
いずれにしても、これらの本を読んで思うことは、受験英語に疲れきった学生に対し、再び英語のやり直し、をしなければならないということだ。なんとも非効率な話である。